どじょうの生態の特筆すべき点は、その呼吸法で、通常のえら呼吸とは別に口から空気を吸い込み腸で酸素を吸収する「腸呼吸」とも言うべき機能を備えています。この機能は、どじょうの生息環境が常に大きく変化するため、それに適応したものと考えられています。
その厳しい生息環境が要因か定かではありませんが、どじょうの栄養価は非常に高く、他の魚と比較すると水分含量が少なく、その反面、タンパク質、カルシウム、ビタミン類等を豊富に含んでいます。
これが、昔からどじょうが滋養、強壮食品とされてきた所以だと言えます。
どじょうの旬はウナギと同じく土用の頃で、栄養価も最も高くなります。清水で2〜3日蓄養しておけば臭みも無くなり、どじょう独特のきめ細かな味わいが楽しめます。 |
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